思いです。重いかも・・。

11/30

重い記事になりますが、死刑について考えてみた。

11/30は「死刑制度廃止運動の日」と言う事で、死刑について考えてみた。

この日は「Cities for Life Day」と言われ、世界500都市以上で死刑廃止運動が行われる。
【 そもそも死刑とは・・・ 】

犯罪を犯した時、その罪に対して刑が与えられる。

その刑としては

・没収  : もっとも軽い刑。 犯罪により不正に得た報酬や対価を没収する。

・科料  : 1000円以上10,000円未満のお金を支払う。

・拘留  : 30日未満で拘束する事。

・罰金  : 10,000円以上のお金を支払う事。

・禁錮  : 刑務所、拘置所などの刑事施設に拘留する事。 (無期/有期)

・懲役  :  刑務所、拘置所などの刑事施設に拘留し、拘束して労働が付与される。(無期/有期)

・死刑  : 刑事施設内にて、命を奪う事。

 

犯罪に対して、どの刑を適用するかは、ある程度は明確に決められている。 軽度の犯罪については、明確な基準があるが、重罪(裁判になる場合)の場合は基準はある物の過去の例や、状況により判断は変わる。

死刑を与えられるのは、重大な犯罪を犯した者に対して与えられる刑である。

因みにアメリカにある終身刑は日本にはない。

【 死刑に値する重大な犯罪 】

では死刑に値する犯罪とはどんな犯罪でしょうか? 法律上は下記の様になります。

・内乱罪
・外患誘致罪
・外患援助罪
・現住建造物等放火罪
・激発物破裂罪
・現住建造物等侵害罪
・汽車転覆等致死罪
・水道毒物等混入致死罪
・殺人罪
・強盗致死罪・強盗殺人罪
・強盗強姦致死罪
・組織的な殺人罪
・人質殺人罪
・航空機強取等致死
・海賊行為致死
・爆発物使用
人通りの犯罪を記載したが、もっとも当たり前と考えるのが殺人罪であろうと思う。

人を殺したら死刑と言う事。もっともらしい考えだと思う。

 

【 日本国民の考えは・・? 】
2014年11月に政府が行った調査によると、

「死刑もやむをえない」 : 80.3%
「死刑は廃止すべき 」 :  9.3%

圧倒的に「廃止すべきではない」と言う意見が多い。

理由としては、
1、「被害者の家族の気持ちがおさまらない」

2、「凶悪犯罪は命を持って償うべき」

3、「生かしておくと、同様の犯罪を繰り返す恐れがある」 など
【 なぜ死刑は不要か? 】

死刑廃止派の意見としては大きく分けて3つ

1、冤罪事件が後を絶たない。
死刑執行後に冤罪が発覚した場合、取り返しが付かない。

2、憲法違反である。
憲法第36条で「公務員による拷問、及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」と定められている。
これに対し最高裁は「日本における死刑は絞首刑であり、絞首刑は残虐ではない」と言っている。

3、死刑制度が犯罪を抑止する効果はない。
犯罪抑止の為に死刑を行うのは不合理であり、又抑止効果が無い事も統計的に立証されている。
【 なぜ死刑は必要か? 】

死刑容認派の意見としても大きく分けて3つ

1、被害者とその遺族の無念を晴らすべきである。

2、加害者を生かしておくと、再犯の可能性がある。

3、死刑制度が他の犯罪を抑止する効果がある。
(「統計的には立証されていません。)
【 私個人の考え 】

単純に殺人犯は死刑になるけど、死刑を執行した人は殺人犯じゃないの?って思います。

要するに相手が犯罪者であっても、人の命を奪うと言う権利はあるのか?と言う事です。

 

まず、殺人は悪い事でしょうか? (少し書き方過激ですが、ご容赦を)

私自身は悪い事と言うよりひどい事と言う感覚で捕らえています。

決して殺人を認めるわけでもありませんし、良い事とも思っていません。

不思議なのは、良い事、悪い事、そしてのレベル(刑のレベル)の全てを人間が作っていると言う事です。

人間が決めたやってはいけない事(犯罪)をやってしまったらそれは犯罪と言う事になります。

多分、過去の歴史から学んでも、犯罪を放置しておけば秩序は乱れ、おちおち寝る事も出来ず大変な世の中になるのでしょうね!

先日、リオでオリンピックがありましたが、ブラジルの治安は非常に悪い状態だそうです。

普通に道を歩いていても、いきなり、スマホやネックレスを奪われると言うほどの治安の悪さです。

おそらく、それに輪をかけた状態になると思います。

治安が悪ければ、経済活動も低下していくことになり、国家自体を維持する事が出来なくなる可能性も秘めている。

結果的にルールを作り、犯罪の基準を決めて、償いのルールを決めるという事になったと思う。

その中に死刑と言うルールを作ったのだと思う。

つまり、人間社会に於いて治安は絶対に必要な事とすると、それを守らせるルールは絶対に必要という事であり、それに伴い刑罰のルールも必要となる。

ただその刑罰の中に死刑があってよいかと言う事。

しかし、どの時代の刑罰にも死刑は存在していた。 むしろ死刑よりももっとむごい、残忍な刑の記録もある。

刑罰の種類としては最も簡単で最も原始的な刑罰だと言えるのではないでしょうか?

私自身は、私個人の意見としては、人の命(被害者であっても加害者であっても)を人が決めると言うのは本来あってはならないと思っています。

よって死刑も出来れば廃止すべきと思うが、私は被害者の立場になった事がない。

万が一、被害者の立場になった時、同じ事が言えるかどうかの自信はない。

むしろ、加害者に対して加害してしまう可能性の方が高いと思う。つまり報復(復讐)である。

報復や恨みは、際限なく報復の連鎖が生まれる事は重々知っていても、「悪魔に心を売ってでも・
・」と言う気持ちになるかも知れない。

しかし、被害者の方々には申し訳ないが、現時点では気持ちを被害者と同じ気持ちには出来ない。

想像も出来ないし、したくない。 でもその想像も出来ない気持ちを被害者親族の方々は受けている。

その被害者の方々全てが死刑を望んでいる訳では無い事も確かです。

事件直後は極刑を望むそうですが、時間が経つと生きて償って欲しいと考える被害者親族も少なくない様です。

簡単に片付く問題ではないと思いますが、現時点では死刑反対派です。

<余談>

内の奥さんは、賛成派です。

奥さんの意見:「死刑が執行されていない死刑囚は、最後に人の役に立ってほしい。 だから福島の第二原発で
人が入れない所に入って、原発を処理したらいいのでは?」と・・・。

変な意見ですよね、でもただ単に命を終えるのではなく、「人の役に立って・・」と言う所は、一考する価値があるかも知れません。

最後に非常に重い記事でした。 内容的に遺憾に思われた方もおられたかも知れませんが、11/30は
「死刑廃絶運動の日」と言う事もあり、あえて取り上げさせてもらいました。